世界のスーパーコンピュータとそれを動かす人々


新・HPCの歩み50年

新HPCの歩み(第85回)-1987年(d)-

3月 22, 2022 |

今も続くICS会議がアテネで始まる。ETA Systems社は、1987年4月にETA 10を正式発表した。一号機はフロリダ州立大学に出荷されている。TMC社はCM-1に続き1987年4月、数値計算を強化したCM-2を発 Read more…

新HPCの歩み(第84回)-1987年(c)-

3月 14, 2022 |

日本では新しいベクトルコンピュータが登場する一方、アメリカではTMCのCM-2やIntelのiPSC/2など超並列コンピュータが続々登場する。日米スーパーコンピュータ摩擦はますます泥沼に入る。東工大はETA 10の導入を Read more…

新HPCの歩み(第83回)-1987年(b)-

3月 7, 2022 |

日本IBM社は1987年6月17日に創立50周年を迎え、これを記念して、日本の科学振興と若手研究者の育成に寄与することを狙いとして「日本IBM科学賞」を創設した。1987年現在の日本に設置されたスーパーコンピュータの一覧 Read more…

新HPCの歩み(第82回)-1987年(a)-

2月 28, 2022 |

日本は第2世代のベクトルスーパーコンピュータの時代に入りつつあり、まず日立はS-820を発表した。またこの年、日本において、私企業で多機種のスーパーコンピュータを集めたセンターが2つも稼働を始めた。筆者としての大事件は、 Read more…

新HPCの歩み(第81回)-1986年(c)-

2月 21, 2022 |

この年は超伝導フィーバーの年であった。西ドイツのMannheimにおいて、ISCの前身であるMannheim Supercomputer Seminarが始まった。深層学習で重要な役割を担う「逆誤差伝搬法」が提案される。 Read more…

新HPCの歩み(第80回)-1986年(b)-

2月 14, 2022 |

電子通信学会は第1回データフロー・ワークショップを開催した。これが、1989年からのJSPPに繋がる。第五世代プロジェクトは並列推論マシンの開発を進める。Unixの両巨頭4.3 BSDとSystem V R3.0が公表さ Read more…

新HPCの歩み(第79回)-1986年(a)-

2月 7, 2022 |

1986年の筆者の最大の思い出は、星野氏を中心とするQCD専用コンピュータ開発プロジェクトが、科研費特別推進のヒアリングで大論争の末討ち死にしたことである。ドイツではISCの前身であるMannheim Supercomp Read more…

新HPCの歩み(第78回)-1985年(d)-

1月 31, 2022 |

Inmos社はT414を、Intel社は80386/387を発売する。並列コンピュータでは、IntelがiPSC/1を発表する。Convex社はC1を、IBM社は3090 VFを、Cray社はCray-2を発表する。Me Read more…

新HPCの歩み(第77回)-1985年(c)-

1月 24, 2022 |

アメリカ政府は、大学関係者がスーパーコンピュータをふんだんに使えるように、5か所のNSFスーパーコンピュータセンターを設置し、それらと研究者をネットワークNSFNETでつないだ。また、半導体やスーパーコンピュータを巡る日 Read more…

新HPCの歩み(第76回)-1985年(b)-

1月 17, 2022 |

日立・富士通に続いて日本電気もスーパーコンピュータSX-1/2を出荷した。通信自由化によりパソコン通信が始まった。JUNETも拡大し、海外ともつながった。1 Mb DRAMメモリでは、東芝を中心とする日本メーカが躍進する Read more…