HPCの歩み50年
PittsburghでのSupercomputing 96は、ENIAC完成50周年、IEEE/CSおよびACMの創立50周年ということで歴史資料が展示された。Cray Research社はT90、T3Eを発売するなど順 Read more…
アメリカのクリントン政権は、HPCとネットワークをこれまで以上に連携する情報技術戦略を進めた。ASCI計画の最初のスーパーコンピュータASCI Redは年末に設置され、1997年6月のTop500で筑波大学のCP-PAC Read more…
日本では並列処理に向けて、様々な動きが行われていた。富士通と日本電気はベクトルコンピュータの開発を進めている一方、汎用プロセッサを用いた並列コンピュータの開発にも力を入れた。日立は、疑似ベクトル処理に基づく超並列機SR2 Read more…
筑波大学と日立が共同開発したCP-PACS (1024)が3月筑波大学で完成した。その商用版のSR2201 (1024)が東大に設置され6月のTop500では220.4 GFlopsで首位を占めた。筑波大学のCP-PAC Read more…
前年IBM社が第2世代の超並列コンピュータSP2を出したのに続いて、Cray Research社も第2世代のT3Eを発表した。Intel社はPentiumに続く第6世代のCPUであるPentium Proを発売した。この Read more…
SC95 (San Diego)の直前に、会場近くのホテルで、三浦謙一氏と協力して、IEEEのScientific Supercomputing Subcommittee主催のワークショップを開催し、日本のHPCについて Read more…
アメリカのDOEはASCI (Accelerated Strategic Computing Initiative)計画を開始し、1 TFlopsを皮切りに3、10、30、100と順次高性能の並列コンピュータを傘下の3研 Read more…
標準化関係では、MPI 1.0の正式規格が発表された。HPFもVer 1.1が公表されたが議論は混沌としている。標準化とは言えないがBeowulf Clusterの概念が提唱されたのもこの頃である。並列ベンチャーの雄とも Read more…
IBM社はSP1に続くSP2を発表した。Intel社とHewlett-Packard社、IA-64 (Intel Architecture 64)の共同開発を発表した。他方日本電気はCMOSのベクトル並列スーパーコンピュ Read more…
首都ワシントンで開催されたSC94は史上最大の参加者を集めた。TMCやKSRの不振にもかかわらず企業展示は盛況であった。日本電気のCMOSベクトルコンピュータSX-4も注目を集めていた。驚くべきことにアメリカではこの年P Read more…