新・HPCの歩み50年
この夏、筆者は初めて海外渡航し、フランス、イギリス、イタリア、オーストリア、ドイツ、スイスを計51日間漫遊した。国際会議に出席するとともに各地の研究所を訪問し、セミナーで講演して回った。ユーレイルパスを使って列車で移動し Read more…
ENIACに関する特許はSperry Rand社が継承していたが、これに対しHoneywell社が訴訟を起こし、一部を無効とした。Burroughs社はBSPの設計を開始した。ソヴィエト連邦では、4代目のコンピュータEl Read more…
科研費特定研究「広域大量情報の高次処理」が3年間の計画で始まった。日本のその後の情報科学や計算科学技術に大きな影響を与えた。通産省の指導のもと、System/370に対抗して国産各社が進めた努力が実を結びつつあった。 社 Read more…
アメリカではILLIAC IVがやっと稼動し、担当会社の一つであるTexas Instruments社は、ベクトルコンピュータASC の1号機を1972年オランダに出荷した。Seymour CrayがCray Resea Read more…
IBMのSystem/360に対抗して通産省が力を入れた超高性能電子計算機プロジェクトで技術開発したHITAC 8800/8700が1972年8月に完成し、東工大や東大に納入された。現在も続いている「数値解析シンポジウム Read more…
通商産業大臣になったばかりの田中角栄はコンピュータの自由化計画を発表した。Intel社は世界初の1チップマイクロプロセッサIntel 4004を発売した。またこの年、CDC初のベクトルコンピュータSTAR-100が発表さ Read more…
IBM社はソフトウェアのアンバンドリングを実施した。Digital Equipment社はベストセラーPDP-11を発売した。Intel社は世界最初のDRAM 1103(1024ビット)を発売した。今はなきFPS (Fl Read more…
日本の各社はメインフレームの開発を続けたが、1970年にIBM System/370が発表され、対抗策としてその後国産6社が3つの企業連合に編成される。富士通はFACOM 230-75を発表した。米軍機墜落で建設を中断し Read more…
最初の商用ベクトル演算器(外付け)はこの年IBMによって発売され、行列乗算(今の言葉で言えばSGEMM)で1.59 MFlopsを達成した。他方、Seymour CrayはCDC6600 の後継機CDC7600の製造を開 Read more…
文部省は1969年、「昭和四十四年文部省令第十八号」を制定し、全国共同利用の大型計算機センターを法制化した。1966年から始まっていた東京大学に続いて、この年、東北大学、京都大学、大阪大学、九州大学で大型計算機センターが Read more…







